こんにちは。
MASA(マサ)です。

バイナリーオプションは、その性質上とても仕組みが簡単なので手軽にできて初心者の方やあまり知識がない方でも手を出しやすいのですが・・・
実は運勝負やギャンブル感覚でやってしまうとまず間違いなく負けるような仕組みになっています。
決して運勝負やギャンブルで勝てるものではないということを理解していきましょう。
バイナリーオプションって運じゃ勝てないの?
バイナリーオプションは、数秒後、数分後に貨幣の価格が「上がる(High)」か「下がる(Low)」かを予想する取引です。
なので選択肢は「上がる(High)」か「下がる(Low)」かの2択しかありません。
初心者の方や知識が無い方でもバイナリーオプションのこの仕組みを理解したらこう思いませんか?
『「上がる(High)」「下がる(Low)」の2つしか選択肢がないなら、運勝負でも勝てるんじゃないの?』
この考え方はなんとなく正しく見えますよね。
確かに選択肢は2分の1であり勝つか負けるかは確率50%なので一見運勝負でも勝てるような気がします。
しかし、残念ながら実際はそうではありません。
その2つ理由を一緒に見ていきましょう。
バイナリーオプションが運で勝てると勘違いしてしまう2つの理由
①大数の法則

この大数の法則とは
メモ 「ある試行を何回も行えば、確率は一定値に近づく」
というもの。
例えば上の表を見てほしいのですが、こちらはサイコロの目を振った時に「1の目」が出る確率を表したものです。
サイコロを振る回数が多くなるほど、1の目の出る確率は次第に6分の1に近づきます。
600回降る頃には、1~6の目はそれぞれ約100回ずつ出るということになります。
これをバイナリー・オプションに当てはめると、運で行った場合、取引回数が多くなるほど勝ち負けは約50%に収束していきます。
「ならば結局プラスマイナスゼロになるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、それは違います。
何故ならバイナリー・オプションには「ペイアウト倍率」そして「掛け金は掛け捨て」という仕組みがあるからです。
②ペイアウト倍率と掛け金掛け捨て
バイナリーオプションでは勝った場合にもらえる金額は、ペイアウト倍率という倍率で決まっています。
この「ペイアウト倍率」は使用するバイナリー業者によって違いますが、有名なハイローオーストラリアという業者では「1.85倍」などがあります。
例えば、
掛け金1万円
ペイアウト倍率1.85倍
で行った場合、
勝敗 | 損益 | 概要 |
勝った場合 | +8,500円 | 掛け金1万円✕1.85倍=18,500-掛け金1万円 |
負けた場合 | -1万円 | 掛け金1万円が没収 |

これを勝ち負けが50%の場合を見ていくと、
ゲーム数 | 勝敗 | 利益(計算式) |
1ゲーム目 | ◯勝ち | +8500円 |
2ゲーム目 | ☓負け | -1500円(+8500円-10000円) |
3ゲーム目 | ◯勝ち | +7000円(-1500円+8500円) |
4ゲーム目 | ☓負け | -3000円(+7000円-10000円) |
5ゲーム目 | ◯勝ち | +5500円(-3000円+8500円) |
6ゲーム目 | ☓負け | -4500円(+5500円-10000円) |
↑このように勝率が50%でも、マイナスとなることが分かると思います。
結局バイナリー・オプションの「ペイアウト倍率」と「掛け金は掛け捨て」という仕組みによって、勝率が50%では負けてしまうようになっているんですね~。
ですので運で取引をおこなうとやればやるほど大数の法則の通り50%に近づいていき「ペイアウト倍率」「掛け金は掛け捨て」という仕組みによって少しずつお金は減っていくことになります。
なのでバイナリー・オプションは運やギャンブルなんかでは絶対に勝てないようになっていることを理解しておきましょう!
ちなみにバイナリーオプションをペイアウト1.85倍で行う場合、損益分岐点(利益と損失の分かれ目)は、勝率54.05%です。

最後に
ということでバイナリーオプションが運では絶対に勝てない2つの理由でした。
あまりよく理解できなかった人でも、バイナリーオプションは「運やギャンブルでは決して勝つことはできない」と認識しておけば大丈夫です。
バイナリー・オプションは運やギャンブルではなく、投資です。
そしてバイナリーオプション初心者が損益分岐点を超える勝率を出すには、
テクニカル分析を行う・・・ローソク足の分析とインジケーターを使った分析
ということが必須になってきます。
ただし長い年月をかけて学んでいかないと行けないため、そういうのが出来ない方などは、サインツールや自動売買システムを使用していくことを考えていきましょう!
今回はこのへんで失礼したいと思います。
それでは!