
こんな方に向けた記事です
- FX自動売買EAを稼働させたい
- FX自動売買EAの設定・設置方法を教えてほしい
- MT4でFX自動売買を稼働させる方法を知りたい
初心者の方だと「FX自動売買をどうやって稼働させてよいか分からない」という壁にぶつかることが多いと思います。


本記事ではMT4にFX自動売買EAを設定・設置・稼働させる手順・方法だけでなく、MT4の導入から注意点・上手くできない場合の対処方法など丁寧に解説していきますのでぜひ参考にしてください!
FX自動売買を稼働させるための一連の流れとしてはこんな感じです。(流し読みで大丈夫です)
FX自動売買を稼働させるための流れ
- VPSを契約する(推奨)
- VPS上にMT4をダウンロードする
- 自分のPCに入っているFX自動売買ファイルをVPS上にコピーする
- FX自動売買ファイルをMT4に読み込ませる
- 自動売買の設定を行って稼働開始
①FX自動売買を稼働させるには2種類の方法がある
まずFX自動売買を稼働させるにあたって、主に2種類の方法があります。
- VPS(仮想サーバー)を契約してFX自動売買を稼働させる
- 自分のPCでFX自動売買を稼働させる
自動売買を稼働させるにあたって基本的には「①VPS(仮想サーバー)を契約してFX自動売買を稼働させる」が推奨となります。
「自分のPC上でFX自動売買を稼働させる」のは、常にPCの電源を入れておかなければならず「停電」「予期せぬシャットダウン」「PCの劣化」など様々なリスクがあります。
「なぜ自宅のPCではなくVPS(仮想サーバー)が必要なのか?」その理由は下記記事にて解説しておりますので確認してみてください!
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FXで使用する『VPS』とは何?そのメリットを分かりやすく解説!
続きを見る
「VPS」の契約を行っていない場合はまずVPS契約を行っていきましょう。
VPSを使用せずに「自分のPCでFX自動売買を稼働させる」場合は、下記記事にて解説しておりますので御覧ください。
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VPSを使用せずに自身のPCにMT4を設置・FX自動売買を稼働させる方法
続きを見る
②VPSを(仮想サーバー)契約する
VPSを契約する場合は「エイブルネット」が一番オススメです!
契約方法は下記記事にて徹底解説しておりますので参考にしてください。
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【2022年最新版】ABLENET(エイブルネット)VPSの契約方法を徹底解説【FX自動売買】
続きを見る

③契約したVPSにMT4をダウンロードする。
次に契約したVPSにMT4をダウンロードしていきましょう。
VPSにMT4をダウンロードする方法は下記記事にて徹底解説しておりますのでこちらをご確認ください。
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【FX自動売買】エイブルネットVPSにMT4&EAを設置する方法を解説します。
続きを見る
④VPS上にFX自動売買のファイルをコピーする
VPS(または自分のPC)にMT4をダウンロードしたら次は自動売買のファイルをVPS上にコピーして行く必要があります。
方法としては下記のとおりです。
- 自分のPCにFX自動売買EAのファイルをダウンロード。
- ダウンロードしたファイルをコピーする。
- VPS上でファイルをペースト(貼り付け)する。
とても簡単ですね。
ちなみに「自分のPCでFX自動売買を稼働させる」場合は、「ファイルを保存するのみ」でファイルのコピーなどの作業は必要ありません。

step
1自動売買を自身のパソコンにダウンロード
まずは自動売買を自身のパソコンにダウンロードします。
今回は私達が提供している「ビーストEA」という自動売買で解説していきます。
step
2ファイルを保存
「ファイルを保存」します。
step
3ファイルをコピーする
ダウンロードした自動売買EAのファイルをコピーします。
step
6「右クリック」→「貼り付け」
VPSに接続し、デスクトップ上で「右クリック」→「貼り付け」をクリックします。
これで「FX自動売買EAのファイル」をVPS上にコピーすることができました。

⑤表示されているチャートを全部閉じる
MT4のダウンロードとログイン、自動売買ファイルのコピーが終わったら、MT4上に表示されているチャートを一旦全て「×ボタン」をクリックし閉じましょう!
チャートをすべて閉じたら「ファイル」→「新規チャート」をクリック。
自動売買に対応する通貨ペアを選択してください。(ここは各自動売買によって扱う「通貨ペア」が違いますので仕様書を確認して選択しましょう)
こんな感じで通貨ペアを選択しチャートを表示させます。(画像はUSD/JPY)
自動売買が複数の通貨ペアに対応している場合は、同じことを繰り返して対応する通貨ペアのチャートを表示させます。
今回使用するビーストEAは「USD/JPY」「EUR/USD」の2通貨に対応しているので、「USD/JPY」「EUR/USD」を表示させました。
チャートを表示させたら「ウィンドウの整列」をクリックしてチャートを整列させましょう。
これでチャートがバランス良く配置されました。
⑥時間足の設定を行う
次に「時間足」の設定を行っていきましょう。
時間足は各自動売買によって異なります。ですので対象の自動売買の仕様書を確認して「何分足に対応しているのか」をチェックしてください。
下記の画像では通貨ペアの横に「H1(1時間足)」と表示されています。今回設定していく自動売買は「M5(5分足)」ですのでこちらを5分足に変更します。
まずは対象のチャートをクリックします。
赤枠箇所に表示されている時間足の「M5(5分足)」をクリックします。
同じように他の通貨ペアも時間足を確認し、変更が必要であれば同じ要領で変更していきましょう。
対象のチャートをクリックします。
対象通貨をクリックし「M5(5分足)」を選択すればOKです。
ちゃんと反映されている場合は通貨ペアの横の数字が設定した時間足となっているはずですので確認しましょう。画像は両通貨とも「M5(5分足)」となっていますのでOKですね!
⑦エキスパートアドバイザを確認する
続いて「エキスパートアドバイザ」を確認していきます。
「ツール」→「オプション」の順にクリック。
オプションを開いたら①「エクスパートアドバイザ」タブを選択し、②「自動売買を許可する」と③「DLLの仕様を許可する」にチェックマークが入っているか確認しましょう。
チェックが入っていない場合はチェックを入れて、④「OK」をクリックします。
これで基本的な設定は終了です。一旦右上の「×」ボタンをクリックしMT4を閉じましょう。
⑧FX自動売買ファイルを展開する
続いてはVPS上にコピーした自動売買ファイルを展開していきます。(自分のPCの場合も同じです)
ファイルの上で右クリックを行い「すべて展開」をクリック。
「展開」をクリック。
展開した自動売買のファイルをダブルクリック。
自動売買のアプリケーションが表示されるので、こちらもダブルクリックします。
「NEXT」をクリック。
「I accept the agreement」にチェックを入れて「NEXT」をクリック。
「Finish」をクリック。
上手く行かない場合
上記の方法でうまく行かない場合は、下記の方法をお試しください。
MT4の「ファイル」開き、「データフォルダを開く」をクリックします。
「MQL4」をクリックします。
続いて「Experts」をクリック。
「Experts」の中に、EAファイルを入れます。
⑨MT4を再度立ち上げ自動売買を設定する
最後にMT4を再度立ち上げ自動売買を設定していきます。
MT4をダブルクリックし立ち上げましょう。
左サイドに表示されている「エキスパートアドバイザ」左側に表示されている「+」をクリックし、先程展開した自動売買が入っているか確認してください。
まずは「USD/JPY」のチャートに自動売買を設定していきます。
「①対象のチャート」をクリックしたら、「②自動売買」をダブルクリックします。
すると「Expert」の表示が出ますので「全般」をクリック。
「①自動売買を許可する」「②DLLの使用を許可する&外部エキスパートの使用を許可する」にチェックマークが入っているか確認を行い、「③OK」をクリックします。
続いて「パラメーターの入力」をクリック。
ここでは「ロット数」を設定・入力していきます。
こちらも各自動売買によって「証拠金に対してのロット数の推奨値」が異なってきます。ですので各自動売買の仕様書を確認の上、正しいロット数を設定してください。
ちなみに「ロット数」は非常に重要な項目です。この数値を間違えると大きな損失を生む場合がありますので間違いのないように設定してください。
今回はロット数を「0.1」に変更しました。間違いなければ「OK」をクリックします。
すると自動売買を設定した通貨の右上に「顔マーク(通称ニコちゃんマーク)」が表示されます。
この「顔マーク」が笑っていれば自動売買が正しく設定されている意味になります。
複数通貨ペアがある自動売買の場合は先程と同じように設定を行っていきます。ただし2通貨目の設定に関しては1箇所のみ異なる点がありますので注意してください。
まずは1通貨目と同じように「①対象のチャートをクリック」→「②自動売買」をダブルクリックします。
すると「Expert」の表示が出ますので「全般」をクリック。
「①自動売買を許可する」「②DLLの使用を許可する&外部エキスパートの使用を許可する」にチェックマークが入っているか確認を行い、「③OK」をクリックします。
続いて「パラメーターの入力」をクリック。
1通貨目と同じく「ロット数」を変更し設定していきましょう。
続いて2通貨目以降の設定を行う場合は「マジックナンバー」の数値も変更していく必要があります。
2通貨目以降はマジックナンバーを既に設定した通貨ペアと被らない数値を入力しましょう。
他の通貨と被らなければマジックナンバーはどんな数字を入力しても大丈夫です。今回は分かりやすいように「1」と入力しておきます。変更したら忘れずに「OK」をクリック。
「顔マーク(ニコちゃんマーク)」が笑っていればOKです。
設定した通貨ペアのニコちゃんマークを確認しておきましょう。

自動売買を稼働するにあたって注意すること
自動売買を設定して稼働させる場合は、下記項目をしっかりとチェックしておきましょう。
◆「ロット数」が間違っていないか確認する
◆「マジックナンバー」が他の通貨と被っていないか確認する
◆MT4は開いたままにしておく
「ロット数」が間違っていないか確認する
自動売買の設定を行う際にもっとも気をつけるべきは「ロット数」の設定です。
このロット数の設定を間違ってしまうと、とんでもない損失を生んでしまい一気にロスカットになる危険性があります。
各自動売買には仕様書が存在し「推奨ロット数」が記載されているはずです。
「推奨ロット数」は使用する自動売買によって異なってきますし、証拠金(運用資金)によっても変化してきます。
必ず使用する自動売買の仕様書を確認し適切なロット数を設定するようにしましょう。
また設定を行った場合、右上の「×」で閉じてしまうと設定が保存されません。必ず「OK」をクリックするようにしてください。

「マジックナンバー」が他の通貨と被っていないか確認する
2通貨目以降の通貨ペアに自動売買を設定する場合は、マジックナンバーは必ず変更するようにしましょう。
マジックナンバーは他の通貨ペアと数字が一緒にならなければOKです。
またマジックナンバーはどの通貨ペアに何の数字を設定したのか念の為「メモ帳」などに保存しておくことをおすすめ致します。
なぜならなんらかの影響で自動売買のマジックナンバーがリセットされてしまうことがあるからです。
例えば自動売買がその通貨ペアのポジションを保持していたときに、マジックナンバーがリセットされてしまうと自動売買の管理下から外れてしまい、利確なども一切されないということが起こってきます。
そんなときにマジックナンバーを覚えておけば、すぐに再設定することができ所持しているポジションに対して自動売買がきちんと反応して利確などを行ってくれます。
ですので「どの通貨に何番のマジックナンバーを設定したのか」きちんとメモしておきましょう。
MT4ウィンドウは開いたままにしておく
FX自動売買を稼働させる場合、MT4は開いたままにしておく必要があります。

もし邪魔だなと感じた場合は「最小化」をクリックしMT4を最小化しておけばOKです。
「最小化」しておけば、タスクバーでMT4は開いたままとなります。元に戻したい場合はクリックすればOKです。

MT4を閉じてしまうとFX自動売買が稼働しませんので必ず閉じないようにしてください。
上手く稼働しない場合はここをチェックしましょう。
設定を行っても自動売買が稼働しない場合は、下記項目をチェックしましょう。
◆「自動売買のオンオフ」が「オン」になっているか確認する
◆「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する&外部エキスパートの使用を許可する」にチェックマークが入っているか確認を行う
◆「時間足」が正しく設定されているか確認する
「自動売買のオンオフ」が「オン」になっているか確認する
他の設定が正しく行われているのに「顔マーク」が笑っていない場合は、MT4の「自動売買のオンオフ」を確認しましょう。
笑ってない状態
(自動売買が稼働していません)
笑っている状態
(自動売買が稼働している状態)
画像のように「自動売買のオンオフ」が赤マークで「×」となっている場合は「自動売買がオフ」となっています。この状態では自動売買が稼働しません。
自動売買を稼働させたい場合は「自動売買のオンオフ」をクリックし「自動売買をオン(緑マーク)」に変更すればOKです。

「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」「外部エキスパートの使用を許可する」
「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」「外部エキスパートの使用を許可する」にチェックマークが入っているか確認しましょう。

「時間足」が正しく設定されているか確認する
最後に「時間足」の設定です。
この「時間足」の設定は結構ミスが多い箇所です。
各自動売買によって時間足は異なってきますので、使用する自動売買の「仕様書」を確認の上、必ず適切な「時間足」を設定するようにしてください。
最後に
以上、「MT4にFX自動売買EAを設定・設置して稼働させる手順・方法」を解説しました。

ただ何度か繰り返しているうちに自然と手順を覚えていきますし、MT4の画面は一見複雑そうに見えますが、実はFX自動売買においては使う箇所が限られていてそこまで難しいものではありません。
覚えておいたほうが良いのは
- 「ポジションを手動で決済する方法(手動利確・手動損切り)」
- 「自動売買を停止・または一部停止させる方法」
くらいです。
あとはほぼ使いませんのでこちらもぜひ覚えておきましょう。
それぞれ解説記事を作成する予定ですので、できましたらこちらに追記しますね。
またこちらも非常に便利なスマホアプリなど解説していますのでぜひ参考にしていただければと思います。
◆スマホでVPS操作を操作ができる便利アプリの使い方
「RD client」の導入から設定・操作方法・使い方を徹底解説【スマホでVPS操作】
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それでは!