FX自動売買EAを稼働している時に
- 「今はショートポジションを取るのは勘弁してほしい」
- 「ロングポジションを取るのは勘弁してほしい」
と思うことありますよね。
今回はそんなときに役立つ「FX自動売買EAでロング(またはショート)のみエントリーさせる方法」を解説していきます。
FX自動売買EAにロングまたはショートのみエントリーしてほしい
FX自動売買EAを稼働させていると、レンジ相場を抜けて大きなトレンド相場になることがありますよね。
そんなふうに押し目という押し目もなくどちらか一方方向に相場が動いている局面・相場で「今はショートポジションを取るのは勘弁してほしい」・「ロングポジションを取るのは勘弁してほしい」とおもうことがあるかと思います。
しかしそんな思いとは裏腹に、FX自動売買EAは逆のポジションを取っていくことが多々ありますよね。
「おいおいおい・・・ここで逆ポジションとって本当に大丈夫ですかね自動売買さん・・・?」と不安にかられることでしょう。
そんなときはMT4の設定変更を行えば「ロングエントリーのみ行う」「ショートエントリーのみ行う」という設定に簡単にすることができます。

オンリーロング・オンリーショート設定方法
FX自動売買EAが稼働しているチャートの上で右クリックを行い、「エキスパートアドバイザ」→「設定」の順にクリックします。
「全般」タブを選択します。
「全般」タブのコモンの中に「Long&Short」と記載されている箇所を変更することで「ロング&ショート(通常時)」・「ロングオンリー」・「ショートオンリー」に設定変更することができます。設定を変更したら忘れずに「OK」をクリックしましょう。(右上の「☒」で閉じてしまうと設定が反映されません)
設定方法
■ロング&ショート(通常時):「Long&Short」を選択
■エントリーをロングのみにしたい場合:「Only Long」を選択
■エントリーをショートのみにしたい場合:「Only Short」を選択
この設定は特定のFX自動売買EA・通貨ペアにだけ設定することが可能です。
オンリーショート・オンリーロングの仕組み
ちなみにオンリーショート・オンリーロングの仕組みは簡単です。
例えばオンリーショートに設定すると、FX自動売買EAからのロング注文は全てエラーとして処理されます。
つまりこの設定はFX自動売買EA自体を制御するのではなく、FX自動売買EAから指示された注文をMT4が制限するという仕組みとなっています。
エラーとして処理された注文はMT4のエキスパートログにて記録されます。
オンリーロング・オンリーショート設定のメリット
メリットは前述した通り、取ってほしくない方向のポジションを持たないようにできることです。
大きなトレンドが出た際に逆方向のポジションを抱えていると大きな含み損を抱えてしまうことになるので、それを阻止することができます。
オンリーロング・オンリーショート設定のデメリット
オンリーロング・オンリーショートに設定することで、逆にチャンスを逃すこともあります。
大きなトレンド相場になったとしても、一方方向にず~と相場が動き続ける(上がり続けたり・下がり続けたり)ことはなく、遅かれ早かれ相場はもとに戻ってくるという「回帰性」というものが働きます。
「回帰性」が働き相場が戻ってきたときに逆ポジションを持っていれば爆益チャンスとなるにも関わらず、それを逃してしまう・判断ミスしてしまうということになります。
使い方によってはナンピン系自動売買EAのメリットを消してしまうこともあります。
最後に
今回は「FX自動売買EAでロング(またはショート)のみエントリーさせる方法」を解説しました~。
FX自動売買EAを使用していて「今はロング(ショート)は勘弁してほしい」というときに、有効な設定となります。
当然メリット・デメリット両方ありますので、設定を行う際はちゃんと理解して使用するようにしましょう!
それでは。