今回は、便利なスマホアプリ「RDclient」の使い方を解説していきます。
- PCじゃなくてスマホでVPSに接続してMT4を操作したい・・・
そんな方にピッタリの記事です。
RDclientとは?
「RDclient」は、スマホからVPSに接続することが可能となる便利なアプリです。
FX自動売買を稼働させている場合、基本的には「ABLENET(エイブルネット)」や「お名前.com」といったVPSを使用されていると思います。
VPSが分からない場合は下記記事を御覧ください
-
-
FXで使用する『VPS』とは何?そのメリットを分かりやすく解説!
続きを見る
通常、VPSはPCからログインして操作するのが普通となりますが、「RDclient」アプリを自身のスマホにインストールするとスマホからVPSを操作することができるようになります。
RDclientのメリット
RDclientのメリットは、PCが手元に無くてもスマホからVPSを操作することができるということです。
そんなときに「RDclient」アプリを携帯に入れておけば、PCを使用せずにVPSを操作できるのでとても重宝します。
FX自動売買を稼働させている場合は
「スマホからVPSに接続」➡「MT4を操作」
ということができるので、PCが壊れたり、出先でMT4を操作したい場合などに役立つアプリです。
RDclientのデメリット
RDclientのデメリットは2つあります。
PCからの操作に比べるとどうしても操作しづらい
PCからの操作に比べるとどうしても操作しづらい面があります。
画面をタップして操作できるわけではなく、指で小さなカーソル(マウスポインタ)を動かして操作する必要があるので、操作面ではPCに劣ってしまいます。
ですのであくまで
- 外出先や故障などPCが使えない環境
- 緊急時
主にこの2つに該当する場合に使うことになるかなと思います。
アンドロイド版は日本語対応していない
「RDclient」アプリは、iPhone版とアンドロイド版の両方に対応しているのですが、アンドロイド版のみ英語表記となります。
残念ながら日本語対応しているのはiPhone版のみなので、アンドロイド携帯の方は少し抵抗感を覚えるかなと思います。
ただし一度設定してしまえば簡単にVPSに接続できるので、英語表記が気になるのは最初の設定時のみです。
そして本記事では、英語表記であるアンドロイド版でのインストール方法を解説していきますので、こちらを参考に設定していけば問題はありません。
iPhoneの方も同じように設定していただければ問題ありません。

RDclientのインストール方法
それでは「RDclient」のインストール方法を解説していきます。
こちらのリンクからダウンロードしてください。
またはスマホのアプリ検索で「RDclient」と検索し、インストールしてもOKです。
インストールが終わったら「開く」をタップします。
「Accept」をタップ。
①「+」マークをタップ➡②「Desktop」を続けてタップ。
「PCname」にコンピューター名を記入します。
コンピューター名は、VPSのコンピューター名を指定しましょう。
VPSと契約時にVPSの情報が記載されたメールが自身のメールアドレス宛に送られているはずです。
ABLENET(エイブルネットVPS)の場合は【[ABLENET:VPS] VPS(Winプラン)設定完了通知/試用について】という件名のメールにコンピューター名が記載されていますのでこちらを記載すればOKです。
次に「🔻」マークをタップし、「Add user account」をタップします。
VPSの「User name」と「Password」を入力し、「SAVE」をタップします。
こちらも先ほどと同じくVPSと契約時にVPSの情報が記載されたメールが自身のメールアドレス宛に送られているはずです。
ABLENET(エイブルネットVPS)の場合は【[ABLENET:VPS] VPS(Winプラン)設定完了通知/試用について】という件名のメールに記載されていますのでこちらを記載すればOKです。
完了したら「How do I set up a PC?」をタップします。
ポップアップが表示されるので、「CONNECT」をタップします。
これでスマホからVPSにアクセスすることができました。
RDclientの基本的な操作方法
RDclientの基本的な操作方法を解説していきます。
PCからの接続に比べスマホからですと、カーソル(マウスポインタ)操作に少しわずらわしさを感じるかもしれません。
しかし慣れてしまえば簡単ですしVPSを操作する媒体がPCからスマホになっただけですので、MT4自体の機能や操作方法は同じです。

カーソル(マウスポインタ)を動かして操作する
操作方法ですが、カーソル(マウスポインタ)を指で動かして操作します。
対象物の上にカーソルを持っていき、上からタップすることでクリックすることができます。
接続先はPCなので画面を無作為にタップしても反応などはしません

RDclientの画面を横長にする
ここではRDclientの画面を横長に表示する方法を解説していきます。
表示画面を縦長から横長にしたい場合は、スマホ側の「画面の自動回転」をONにしておく必要があります。
スマホの機種によって設定方法が変わるので自身の携帯で設定を行ってください。
スマホ側の「画面の自動回転」をONにして、携帯画面を横にすれば横長に表示されます。
チャート表示が崩れている場合の対処方法
チャート表示が崩れている場合、画面上部にある「整列アイコン」にカースルを持っていき、クリック(タップ)することでチャートをきれいに表示させることができます。
自動売買を停止する
FX自動売買の稼働を停止したい場合は、「自動売買オンオフ」にカースルを持っていき、クリック(タップ)することで「オン・オフ」を切り替えることができます。
ポジションを決済する
ポジションを決済したい場合は、ポジション右側の「×」マークにカーソルを持っていきクリック(タップ)すれば決済することができます。
自動売買の設定を変更・確認する
自動売買の設定を変更・確認する場合は、①「顔マーク」にカーソルを持っていきダブルクリック(タップ)します。
するとパラメータなどが表示されるので、ここから確認や変更をすることができます。

RDclientを終了する
「RDclient」を終了する場合は、画面中央上部の三本線をタップします。
(カーソルを持っていく必要はありません)
タップすると画面左にポップアップが表示されるので、「×」マークをタップして終了させます。
再接続する方法
再度接続する場合は「RDclient」アプリを開き、画像をタップします。

最後に
今回は「RDclient」の使い方を解説しました。
スマホからVPSに接続してMT4を操作したいという場合にとても便利なアプリです。
PCからの操作に比べるとどうしても、操作しづらい部分はあるのでサブ的な使い方になると思いますが、
- 停電した
- PCが壊れた
- 外出先でPCが使えない
そんなときにPCを使わず「スマホからVPSに接続」➡「MT4操作」ができるので、自動売買を稼働させている方は基本的に「RDclient」を導入しておいて損はないかなと思います。
是非インストールして使い方に慣れておくことをオススメ致します。
それでは。